知らぬ間に子どもに二刀流のセンス

2024年07月05日

ながい梅雨が明けて、暑くなりました。早いものです、もうすぐ夏休みですね。今年も、忙しくなりそうです。



<知らぬ間に、二刀流のセンスが。>

この間、6年生の男の子が、少し込み入った工作を制作していました。

自分でゼロから生み出したものです。

途中、行き詰まった様子で、しばらく止まっていました。

私は、そんな時、白い紙を渡してあげるんです。

『頭のイメージを、とにかく、おおざっぱに、書いてみる。部分的な所も、全体像も。』

そうすると、形にしやすい、ヒントもでてくるんです。


その子に、一応、「紙に書いてみる?」と尋ねたら、「いらない、大丈夫。」と言って、

制作途中の工作を見つめて、イメージ、あるいはシミュレーションをして考えていました。

結局、問題は解決したようです。😊


この子は、幼稚園の頃から通っていて、ひのき歴が長いせいか、

頭の中で、イメージやシミュレーションを映し出すことが、自然に安易にできるようになっているようです。


工作が好きな子だったので、イラストについては、特に描き方は伝授していませんでした。が、

しかし、

ここの環境下の中で、しょっ中、他の子のイラストを目にしていたせいか、

知らぬ間に絵のセンスも、身につけていました。😊

(※イラストといっても、別に、鉛筆だけで描くのも、おおいにOK!)


★無理やりやらされたのではなく、自然に二刀流のセンスが身についていた。


そこで、簡単でもイラストも描けると言うことは、のちにチームを組んで、何かをするときは、大いに役に立ちます。

べつに、一人で大工さんや、パティシエさん、服飾デザインさんや、他のクリエイティブな仕事でも、簡単なイラストが、描けることは、とても便利です。


市内に、高専(高等専門学校)があります。

そこには、ロボットを作る学生のチームが、代々、あります。

ある時代の時の話しです。

そこで、皆で、話し合って、決めていくのですが、なかなか、まとまらない。

みんな、めんめに、ああだこうだと、意見をいうのですが、伝わらないので、チーム内で「紙にイメージを描いてみて?」と言うと、皆、描けなかったらしい。


そこで、ひのきの卒業生のある子(さっきの話しのような6年生の二刀流のセンスがある)が、皆の意見を聞いて、紙の上に描いてあげたらしいです。

そうしたら、イメージが、ある程度見えてきて、みんなに伝わった。


学校から帰ってきて、その高専生が、お母さんに、こう言ったそうです。

「ひのきに、通ってたから、みんなのイメージを紙に描くことが出来た。」と。

これ、ひのきを自慢しているわけでもないのですよ。

聞いた本当の事を書いただけです。

そう言えば、その高専生も、工作が好きだった。

ひのきは、好きなことを重視させているので、その子には、イラストは、あまり伝授していませんでした。

がしかし、鉛筆で絵を描くセンスは、この環境下の中でいたせいいか、自然に身についていたようです。😊


工作が好きだったら、

工作ばかりしててもしててもいいんです。

心配して、「たまには、絵も描いてみたら?」という、保護者の方もいますが、

こうやって、知らぬ間に、鉛筆だけでも、設計図が、描けるようになっています。

そうして、チームにも役に立っています。


もちろん、一人で日曜大工をするときにも、イメージ画を描くことは、役に立ちます。

設計図は、大事ですもんね。

また、洋菓子、和菓子職人さんでも、色鉛筆などで、お菓子のアイデアのイメージを描いている方も多くおられます。


私は、思うのですが、絵やイラストは、自由で良いと思っています。

別に、色を塗る、塗らないは、強要したりするものではないと。

要は、絵などは、人に分かりやすくする伝達の手段の要素も大いにあり、とても役立つ。

みんな、昔ながらの美術を想像して、リアルな絵が、良いと思いがちですが・・・。(>o<)


生活に役立つ製品や物の中には、それを生み出すプロセスの中での絵やイラストが、活躍していることを知ってもらいたいですね。

衣食住の物質の完成する過程で、とても役に立っている絵やイラストがあるんです。

ファッション画もそうですね。


それで、思い出したのですが、手芸が好きな中学生の女の子がいまして、

保育所から通っていたので、工作も、イラストも好きなようにやってきました。

決して、無理強いしたことはありませんので、制作のトラウマは、ないと思います。

どうやら、自分で納得する、やりたいことをするだけなんで、人と比べたりしていない様子。

だからこそ、伸びるんですね。

比べない。自分は自分。何をしたいか?

やるのが、面白い!完成したら、うれしい!

うまくできなくても、違う方法がある。

今は、手芸にハマり、手縫いの直線縫い(いろんな縫い方も)が上手なので、「やろうと思えば、浴衣なども縫えるんちゃう?」と私達は、その子に言っています。😊

和裁士に向いていそうです。

服飾の方に行くのであれば、服のデザイン画なども二刀流で役に立ちますね。


なので、私達は、学校でするような、絵の指導は、やりません。


また、立体が好きで、始めは、折り紙や毛糸のマスコットキャラクターなど

立体のものばかり、制作していた男の子がいます。

しかし、突然、

昨年から、絵を描くことにハマりました。

みんなの飾ってある絵も、見たりしていたときがあって、絵に興味をもったのかな?と

私は、ひっそり感じていましたから、自然に、絵を描きたくなったようです。

そして、元々、立体に惹かれていたせいか、絵も立体に見えるように描きたいらしい。

なので、さらに技術を伸ばしたい子には、技法なども伝授しています。

どんどん、自分自身で上達していってます。

みんな、それぞれ丁度良く。


また、イメージが、湧いて出てくる子なんかは、自由に描かせてあげています。

チャチャは、いれません。

また、樂しんで描いているから、技法などの理論なんかは、言わずに、空間を邪魔せず、

そっとさせてあげています。

『どんどん、樂しめ~!』って感じで。😊

だから、趣のある味のある絵やイラストが、描けていますね。


これからは、個性が輝く時代になります。

もうなっていってますね。

芸能人も、事務所なんて入らないことに氣づいて、YouTubeやX、インスタ、ホームページなどで、フリーランスでやっていますね。

もう、組織の圧力から、おさらばして、自分の個性で、自分をだして、活動してしているようですので、お客さんの方も、樂しめるようになってきた。


そして、いったん、潰れる日本のシステムから、自由に生きていく、フリーランスが増えていくことでしょう。

だから、いまの子ども達は、自由に好きなこと、やってみたいことなど、思う存分、してみると良いでしょう。

知らぬ間に、自分で『考える力』や『できること』が身についていますよ。

そして、生きる自信にもなりますからね。


なので、わたしは、ひのきの子ども達の未来が、想像すると、樂しくなってくるんです。

もちろん、すべての子ども達が、良くなることは、願うことですが、

未来を潰されかねない環境の子ども達も、世の中には、現実にいますので、

大人は、子どもの成長を邪魔することは、しないでほしいですね。


今日も、思いつくまま、パソコンに向かっていると、夢中に記事を書いてしまいました。

それでは、この辺で。😊

本日もおばあさんのつぶやきブログを読んでくださりありがとうございました。

それではまたね!

<暑いので、ずぼら花咲かじいさん方式の家庭菜園の水やりが忙しくなりました。>